もうひとつの家




04. 模型のイメージ・・・エントランス


それぞれの場所に置かれる建築は、その場所の形や雰囲気を意識したものにします。

エントランスの特徴は「歩く」ということです。ほとんどのお客さんは札幌の街 を歩いてmacroに訪れます。そこでエントランスに置く建築でも「歩く」ことを イメージしました。また、ここには店内が見える大きなガラス壁があります。 「仕切られているけれど向こうが見える」というガラス壁の特徴も、建築に取り 込むことにしました。



そこで、まず細長い建物をパラパラと置きました。住む人は細長い家の中をひた すら「歩き」ながら生活します。部屋を仕切る壁はなく、壁の代わりに距離感が 各スペースを分けてくれます。さらに、建物を薄くして窓のサイズや位置を工夫 することで、建物を通して反対側の景色が見えるようにします。こうすることで 全体に透明感が生まれ、「向こうが見える」というガラス壁の特徴も活かすこと になります。


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