もうひとつの家



02. もうひとつの家


shunさんのお話しにあった「建築と自然」というテーマに加えて、私たちなりの テーマを考えました。それは『もうひとつの家』です。

それは、たとえば「普段は職場のある札幌で生活をしているけど、週末はちょっ と遠くの田舎にある小屋で好きなことをしながらのんびりと過ごす」といったス トーリーがもとになっています。

田舎にある小屋は、本を読むためだけの小屋でもいいし、お風呂だけがある小屋 でもいいし、もちろん生活ができる別荘みたいな場所でもいい。職場があって友 達もいて買い物も便利な大きな都市(札幌)で生活するのも素敵なことだし、自 然の中でのんびりできる田舎で生活することも素敵なこと。じゃあ、両方とも楽 しんじゃいましょう!

また、「家」というと普通は1つの建物をイメージしますが、別に2つ3つの建 物で1つの家でもいい。リビングはこの建物で寝室はあの建物、お風呂は向こう の建物で・・・など、いくつかの建物を行き来することで、外の自然がいつもよ り身近に感じられる家ができるかもしれない。夜寝る前に星空を仰いで、落ち着 いた気分でベッドに入る、とか。

こうやって、普段とは少しだけ違う家のあり方を考えることで、私たちの生活は もっと豊かに、もっと自由になるような気がします。『もうひとつの家』という テーマには、そんな想いが込もっています。


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